スウェーデンにスウェーデンらしい妖精がいるという
今回はそのお話を。。。
「森のことなら、ムッレに聞けばいい。」
“mullen(土壌)”からその名をとった
ムッレは、森の妖精。
子どもたちにエコロジーの関心を持たせるために考えられた、
サンタクロースと同じ、想像上の存在の妖精です。
スウェーデンの保育園での教育のひとつ。
森の散歩にみんなで行き、緑の服を着たムッレに会って
森で手と手を取り合って遊んだり歌ったり。
子どもたちに自然の中にいることを好きになってもらい、
自然の大切さをおしえていく幼児教育です。
スウェーデンでは、ムッレの教育を受けた人は200万人だとか。
「僕は自然の声を聞くことができる」
というムッレが、森のマナー、してはいけないことを教える。
自然を守るためには、自然を好きになることを教えるのです。
自然に対して、幼いころからの意識のちがいは、
成長するにつれ、考える観点がかわってくるでしょう。
また、「森の中で、僕は急ぐことはないんだ」
というムッレの言葉から、心に余裕をつくる大切さがわかります。
急いでばかりの社会に疲れた大人たちをよく見ます。
けれど、それを見て育つ子どもたちのためにも、
元気よくはつらつと生きなければいけませんね!
自然を守るためには、自然をすきになること。
次の時代を生きる子どもたちにできること、考えていきましょう。
ムッレと森の散歩
skongsmullenfilmen
日本でも会えるそうです!
日本野外活動推進協会